インフルエンザワクチン接種の延長
仙台市ではインフルエンザが流行中です。
未接種児のインフルエンザ関連急性壊死性脳症例が増加し、小児の死亡例も発生しています。
A型の感染後、すぐにB型に感染する方もみられています。
インフルエンザ脳症は、症状の進行に治療薬の効果が間に合わないことも多く、ワクチンが唯一の重症化予防策です。ワクチンにはA、B型どちらも含まれています。一度感染した方も、他の型の発症・重症化予防のため接種をご検討下さい。
今期の流行につき、予防接種を1月まで継続することにしました。
フルミストは1月23日が使用期限のため、21日までご予約いただけます。
予約開始日は以下のとおりです。フルミスト、注射ともにまだ在庫があります
今年は9月1日(月)AM6:00からWEB予約を開始、10月1日(水)から接種を開始しています。
2回目の予約がとりやすくなるよう、2週間ごとに予約枠を開放しています。
| ワクチン接種期間 | 予約開始日 |
| 10月1日〜15日 | 9月1日〜 |
| 10月16日〜31日 | 9月15日〜 |
| 11月1日〜11月15日 | 10月1日〜 |
| 11月16日〜30日 | 10月15日〜 |
| 12月1日〜15日 | 10月31日〜 |
| 12月16日〜 | 11月14日〜 |
フルミストは、抗インフルエンザ薬内服後に以下の間隔を空けることが必要です。
| オセルタミビル(タミフル) | 最後の服用から48時間空ける |
| ザナミビル(リレンザ) | 最後の吸入から48時間空ける |
| イナビル(ラニナミビル) | 最後の吸入から48時間空ける |
| ペラミビル(ラピアクタ) | 最後の点滴から5日空ける |
| バロキサビル(ゾフルーザ) | 最後の服用から17日空ける |
今年も土曜日午前9時から10時までは「インフルエンザ予防接種専用時間」です。この時間帯は待ち時間短縮のため、インフルエンザワクチンだけを接種し、同時接種や診療・処方は行いません。 また、10月から12月の土曜日は、電話でのお問い合わせ受付が9:45からとなりますのでご了承ください。
その他の時間帯では、他のワクチンとの同時接種や診察にも対応可能です。同時接種や診察をご希望の場合は、別途ご予約をお願いします。
今年は曜日や時間に関係なく、「点鼻タイプの生ワクチン・フルミスト」も選べるようになりました。
フルミストの詳しい情報は、こちらをご参照下さい
注射ワクチンの接種回数・価格は以下のとおりです。
| 13歳以上 | 1回 |
| 6か月〜12歳 | 2〜4週間空けて2回 (4週以上でも問題なし) |
| 1回目(注射) | 4,000円(税込) |
| 2回目(13歳未満) | 3,500円(税込) |
| フルミスト(単回投与) | 8,000円(税込) |
【予約時の注意点】
・2日前までWEB予約可能です
・インフルエンザワクチンの注射、点鼻の変更は、WEBで予約を一旦取り消し、再度ご予約下さい
・フルミストは在庫がなくなりしだい、予約終了いたします。
・空きがあれば2回目も同時に予約できます.接種間隔や予約開始日をご確認下さい
・付き添いのご家族や小児に関わるご職業・実習生の方もご予約いただけます.
・1枠2名(土曜の専用時間は3名)まで予約可能です
・平日で3名以上ご希望の場合は2枠分でのご予約をお願いします
・ご家族の予約が離れてしまう場合も、同日で早い方の時間にお越しいただければ一緒に接種可能です
・在庫上、当日追加はできませんので、ご家族も事前登録していただいた上でWEBからご予約いただきますようお願いします。
・無断キャンセルを繰り返した場合、接種をお断りいたします。
【接種当日の注意点】
・当日にご自宅で検温の上、WEB予診票をご入力してご来院下さい。
・お子様は母子手帳を必ずお持ち下さい。また、腕をすぐ出せる服装でお願いします。
15歳未満の方は母子手帳をお持ちでない場合は接種いただけません。
・フルミストは、鼻詰まりや鼻汁、啼泣があると、効果が低下する可能性があります。
【予診票について】
WEB予診票を導入しています。[WEB予診票はこちらです]
予診票の中で、注射と点鼻を選択できるようになっています。
【ワクチンの効果について】
インフルエンザワクチンは、未接種者と比較して約60%の発症予防効果があります。重症化予防についてはそれ以上の効果(約80%以上)があると報告されています。
2024年のアメリカの研究では、2023、2024年の小児のインフルエンザ予防接種率は50%前後であったのに対し、インフルエンザに感染し急性壊死性脳症を合併した児の接種率は16%だったと報告されています。日本でも毎年100-200人がインフルエンザ関連急性壊死性脳症を合併しています。インフルエンザは普段元気なお子様でも重篤な合併症を引き起こす感染症です(文献)。
1歳未満の児についても、一昔前は効果が疑問視されていましたが、2017年のランダム化比較試験で、約30%の予防効果があることが示されました(文献)。
1歳未満児はインフルエンザ発症による入院率は約3%と高く(2歳以降は0.8%前後)、肺炎、熱性けいれん、脳症、心筋炎などの重症化リスクを防ぐ目的のため、当院では接種を推奨しています。
同時にご家族の接種や感染対策も大切です。
お子様には「事前に伝えた方が痛みが軽減する」といった報告もありますので、前日までに接種することを本人にも伝えてからご来院下さい。予行演習も効果的です。
卵アレルギーの方も以前は卵の成分が懸念されていましたが、現在はワクチンが改良され重篤なアレルギーの症状がなければ推奨とされていますので、ご相談下さい。
インフルエンザワクチンは他の定期接種と間隔をあけず接種可能です。
在庫の都合上、12月までに1回目の接種を当院でされた方のみ1月に2回目を行います。