フルミスト(点鼻)について

フルミスト®は鼻の中へ噴霧する、インフルエンザの生ワクチンです.

当院では2024年から国内承認されたフルミストの接種を開始しています.

フルミストのメリット

・鼻に噴霧するため注射をしなくて良い

発症予防、重症化予防効果は注射ワクチンと同等

・効果が長く1シーズン1回で良い

フルミストのデメリット

・対象年齢が限られる(2歳~19歳未満)

・接種後3~7日に約30~40%で鼻水、咳、のどの症状約5〜10%で発熱することがある

接種できない方がいる:アスピリン・免疫抑制剤内服中、妊娠中、重い喘息のある方、卵でアナフィラキシーがあった方

(注)妊婦さん、喘息、軽い卵アレルギーは、注射ワクチンは積極推奨です.主治医の先生と相談して下さい

・納入数の問題

その他の注意点】

接種後30分程度は鼻をかまないようにする必要があります

鼻詰まりや鼻汁がある方、接種時に泣いてしまう方は効果が低下する可能性があるため、鼻汁が出やすい方は注射のワクチンをお勧めします

・生後6か月から2歳未満の方、ご家族に免疫力が弱い方がいる場合、妊婦さんがいる場合は注射のワクチンをおすすめします

インフルエンザへ感染してしまったあとも、他の型への感染・重症化予防として接種を推奨しますが、

フルミストの場合、抗インフルエンザ薬は以下の期間を空ける必要があります

オセルタミビル(タミフル)最後の服用から48時間空ける
ザナミビル(リレンザ)最後の吸入から48時間空ける
イナビル(ラニナミビル)最後の吸入から48時間空ける
ペラミビル(ラピアクタ)最後の点滴から5日空ける
バロキサビル(ゾフルーザ)最後の服用から17日空ける
皮下注射ワクチンは接種期間を空ける必要がありません

不活化と生の点鼻ワクチンどっちが良いの?

予防効果はほぼ同等とされています。

以前は注射の不活化ワクチンが優位とされていたのですが、改良により生ワクチンも再推奨となり、昨年初めて国内承認されました。

注射が苦手な方で、接種時に静かに座っていられる方鼻が詰まっていない方はフルミストをお勧めできます。1回で済むのもメリットです。

逆に、上記の接種できない方副反応が懸念される方鼻が詰まりやすい方点鼻が苦手で泣いたり動いてしまいそうな方は、確実な効果のために注射の方がお勧めです。

大切なのは、手洗いやマスク、ワクチンでしっかり予防することです。