HPVワクチンキャッチアップ接種について
当院では子宮頸がん予防のため、HPVワクチンの定期接種、任意接種、およびキャッチアップ接種を行っています。
定期接種は小学校6年から高校1年生の3月までです。
15歳までに開始した場合は2回、15歳以上は3回接種する必要があります。
また、過去の接種勧奨差し控えにより、接種機会を逃してしまった世代のキャッチアップ接種にも対応しています。
キャッチアップ接種は、2025年3月31 日までに初回接種を終えれば、全3回無料で公費接種が可能となります。2回目と3回目の接種には3か月以上の間隔をあける必要がありますので、遅くとも今年の12月末までに2回目のワクチンを接種する必要があります。
詳しくは仙台市のHPをご参照下さい。キャッチアップ接種について
【どうしてHPVワクチンを接種するのか?】
子宮頚がんは性交渉によるHPVの感染が主な原因です。
日本では毎年約1万人が子宮頸がんとなり、20−30代の女性患者が増加しています。
毎年、約3,000人が命を落としています。切除や抗がん剤治療などで治療可能な場合も、妊娠・出産が望めなくなることがあります。
一方で、日本以外の先進国では、HPVワクチンの普及により子宮頸がんは減少傾向にあります。
オーストラリアでは既に稀ながんとなりました。
詳細は日本産婦人科学会のHPを御覧下さい。
当院では中学・高校生や20−30代の女性、海外留学生に多数接種しています。
過去の報道であった多彩な症状とワクチンの因果関係はその後の研究が進み、否定されています。
これまで当院ではのべ1,100回以上接種していますが、重篤な副反応がみられた方は0名、転居などを除きほぼ全員が接種完了しています。
統計的にも年齢が若い方が疼痛などの軽い副反応の頻度も少ないようです。
また、15歳までに1回目を接種すれば2回で完了します。
原則Web予約ですが、在庫状況によっては前日でも予約可能です。お電話でお問い合わせ下さい。
※当院ではシルガード9の男性承認が開始されましたので、男性は任意接種が可能です。