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2025.5.14
駐車場をご利用の方へ
2025.5.13
6月の診療時間変更のお知らせ
2025.2.25
花粉症に対する舌下免疫療法
2025.2.13
BCG定期接種について
2025.2.11
年度内の定期接種を忘れずに
2025.2.8
痛くないインフルエンザ検査
2025.2.7
4月からWEB予約枠を変更します
2025.2.2
HPVワクチンキャッチアップが延長されます
2025.2.1
当院の施設認定について
RSVワクチン アブリスボについて

駐車場をご利用の方へ

ビル1階の駐車場は他のテナントをご利用される方もいますので混み合うことがあります.

当院へ車でお越しの場合、ビル1階の駐車場が満車の場合は、当院提携駐車場をご利用ください

提携駐車場をご利用の場合は受付時に駐車券をご提示ください。当院のご利用時間(受付から会計まで)に応じて助成券をお渡しします。

1階駐車場をお待ちいただく場合バス発着の妨げにならないよう、バス停の20m以上手前でお待ちいただきますようお願いいたします。移動を指示された場合、速やかにご協力をお願いいたします。

他の車両が並んでいる場合もありますので、ご配慮をお願いいたします。

6月の診療時間変更のお知らせ

会議 ・学会出席や研修のため、以下の日程につきまして診療時間を変更させて頂きます。

6月14日(土) 午前診療のみ

6月24日(火) 11:30受付終了、午後は通常通り

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

【受診のご予約について】

4月から前日予約枠を当日枠に統合し、

当日AM6:00から予約を開始しています

7日前枠は病状が安定している方の再診用です

予防接種、乳児健診は引き続き2か月前から2日前までご予約可能です。

花粉症に対する舌下免疫療法

当院ではスギ花粉症、ダニアレルギーの5歳以上の患者さんとその保護者の方舌下免疫療法を行っています。

舌下免疫療法についてはこちらをご参照下さい。

治療をご希望の方は、まず診断が必要です

診断には診察・問診が最も大切ですが、検査について当院ではプリックテスト、採血を行っています。

プリックテスト採血より痛みがなく検査精度も高いとされています。ダニやスギについてその場で約15分で判定できます。検査前に抗アレルギー薬を1週間ほど休薬する必要があります。項目によっては試薬がなく、採血になることがありますので事前にご相談下さい。

抗アレルギー薬を内服している場合はプリックテストができませんので、採血検査になります。

採血の場合は、結果が出るまでに3−4営業日かかります

舌下免疫療法の初回につきましては、服用後に院内で30分ほど経過を観察しますので、

午前中または午後早めのお時間にご来院下さい。

【スギ花粉症舌下療法について】

スギ花粉症は3歳頃からの発症が多く、舌下免疫療法は5歳以上が対象になります。

治療開始をご希望の方は6月頃より開始予定ですが、需要の増加により生産が間に合わず、開始用の錠剤が全国的に不足しています。

ご希望の方は、入荷があり次第、順にご連絡をしますのでお電話でご相談下さい

維持療法中の方はこれまで通り処方可能です。WEBでのご予約が難しい場合は、お電話でご相談下さい

【ダニアレルギーの舌下療法について】

夜や朝の鼻汁、目のかゆみ、くしゃみについては、ダニアレルギーの可能性があります。

1歳頃より症状が出ることがあります。頻度としては花粉症より多いです。

スギ花粉症の舌下療法と並行して治療可能です。

こちらについては出荷制限はありませんので、ご希望の方はご相談ください。

BCG定期接種について

仙台市では集団接種を行っていたBCGですが、4月から各医療機関での個別接種となります.

定期接種の対象は生後5か月から1歳までのお子様です.当院では4か月健診後から8か月健診までの間6か月頃の接種をおすすめします.

他のワクチンと異なり、接種後に乾燥させる時間が必要なため、乳児健診優先時間帯(14:00−15:00)で対応いたします.

今週後半よりWEB予約を開始いたします.他のワクチンと異なる予約枠ですので、ご確認いただけますと幸いです.

接種時の注意点として、接種前日からは左腕へのステロイド外用薬(ロコイド、キンダベート、リンデロン、ベタメタゾンなど)の塗布を中断していただくようお願いいたします.

ご不明な点がございましたらお気軽にご相談下さい.

年度内の定期接種を忘れずに

定期接種は多くの種類がありますが、

年齢ではなく学年で定期接種期間が決まっているものが2つあります。

麻しん風疹(MR)ワクチンの2期

子宮頸がん(HPV)ワクチンです。

予防接種についてはVPDのサイトもご参照下さい。

MRワクチン小学校入学前の年度(4月1日〜3月31日)に1回追加接種する必要があります。

年長さんは速やかに接種しましょう

同時に任意接種のおたふくかぜ三種混合不活化ポリオワクチンの接種も推奨されています。

HPVワクチン小学6年の4月1日〜高校1年の3月31日までの定期接種です。

【15歳までに接種する場合

6か月空けて2回接種

【15歳以降に1回目を接種する場合

6か月間に3回接種

【1997 年度生まれから 2006 年度生まれの方】

キャッチアップ接種期間は2025年3月までに初回を終えれば2026年3月までは公費で接種可能となりました

期間を超えると接種に1回約3万円、3回で約9万円の自己負担がかかります。

予防接種により、20-30代での子宮頚癌の発症率を抑えることができます。

初回接種を今年3月までに接種することをお勧めします。

HPVワクチンは下記の記事もご参照下さい。

定期接種の時期を逃さないようお早めにご相談下さい。Webまたはお電話で予約可能です。

コロナワクチンについては、インフルエンザワクチンを除き、他のワクチンと2週間空ける必要があります。

ここからは任意接種のお話です。

3種混合ワクチン就学前と9〜12歳で推奨されています。これは国内外で時折、百日咳の流行があるためです。

4種混合ワクチンで一旦獲得した百日咳の抗体価が低下する小学生での流行がみられ、

乳児に感染した場合は重症化する恐れがあります。

小さなご兄弟がいる場合は接種を推奨します

就学前のおたふくかぜ、不活化ポリオの追加接種も推奨されています。

特におたふくかぜは感染力が強く、無菌性髄膜炎や難聴、精巣上体炎などの合併症が高頻度でみられる病気です。

予防接種についてご不明な点がございましたら、お気軽にご相談下さい。

痛くないインフルエンザ検査

今回、新しいインフルエンザ検査機器「nodoca」を導入しました.

nodocaはインフルエンザウイルスに感染した初期段階で、喉の奥に現れる特徴的なリンパ濾胞の画像と症状などの情報を元に、感染の有無を

AI搭載咽頭内視鏡システムで判別します.

従来の迅速抗原検査との違いは以下のとおりです

痛みがないのどの奥を撮影するだけで鼻に綿棒を入れる必要がありません
早期に検査可能発熱3時間では抗原検査より高い検出率です.
24時間以降では抗原検査が勝ります
高い検査精度50万枚以上の画像とPCR検査結果を AIが学習しており抗原検査と同等の精度です
すぐに結果が出る撮影後約30秒で判定結果が出ます.
撮影前に事前情報入力が必要です.
A・B型の判別不可A・B型の判定はできませんが、陽性の場合は治療方針は同じです
コロナは判定不可1,2年後に検査可能となる可能性があります
6歳以上が対象オエッとしにくく、大きく口を開けられる方が対象です
保険適応の検査で、検査料は抗原検査とほぼ同じです.

インフルエンザが疑われるたびにお子様が検査で痛い思いをしないよう、導入を決定しました.

コロナは現時点では同時に検査できませんので、必要時は他の抗原検査を受けて頂く必要があります.

nodocaでの検査をご希望の方は、事前にWEB問診を入れていただく必要がありますので、

ご入力にご協力をお願いいたします.

4月からWEB予約枠を変更します

現在の予約枠は『7日前』『前日』『当日』ですが、前日予約された方の当日キャンセル無断キャンセルのため、急に予約枠が空いてしまう一方、受診希望の方をお断りせざるを得ない状況、キャンセルを考慮した予約設定の結果、待ち時間が長くなる問題が続いていました.

つきましては、4月1日から前日予約を廃止し、以下のように予約枠を変更いたします

予約枠ご利用いただける方予約開始
当日一般診察
※前日予約枠分を拡大
AM6時〜
7日前定期処方を受けており安定している方7日前
乳児健診従来通り(同時に予防接種可)2か月〜2日前
予防接種従来通り2か月〜2日前

医療機関の急な予約キャンセルは、治療が必要な他の患者さんへの医療提供を妨げる大きな問題となっています

当日キャンセルはできるだけ避けていただき、受診される場合のみWEB予約のご利用をお願いたします.また、やむを得ずキャンセルする場合にはご連絡をいただけますと幸いです.

キャンセルを複数回行うと、予約システム上でロックがかかることがあります.その際は、お手数ですがお電話でご予約下さい.

予約が困難な場合も、舌下免疫療法など症状が安定した方の定期処方、緊急性の高い症状(意識がおかしい、苦しい呼吸をしている、頻回の嘔吐、けいれん、全身の蕁麻疹等)については、ご相談下さい

受診を希望する多くの患者さんに、できる限り対応していきたいと思っています

引き続き、適切な予約システムのご利用にご協力をお願いいたします

HPVワクチンキャッチアップが延長されます

当院では子宮頸がん予防のため、HPVワクチンの

シルガード9、ガーダシルの接種を行っています。

定期接種は小学校6年から高校1年生の3月までが接種期間です。また、接種機会を逃した世代のキャッチアップ接種も行っています

今回、全国的な需要増によりキャッチアップ接種の期間が延長され、

2025年3月までに初回接種を終えれば、全3回無料での公費接種が可能となりました。

詳しくは仙台市のHPをご参照下さい。キャッチアップ接種について

【どうしてHPVワクチンを接種するのか?

子宮頚がんは性交渉によるHPV感染が主な原因ですが、日本では毎年約1万人が子宮頸がんとなり、

20−30代の女性患者が増加しています。

そして毎年約3,000人が命を落としています

がんが治療可能な場合でも、妊娠・出産が望めなくなることがあります

一方、日本以外の先進国ではHPVワクチンの普及により子宮頸がんは減少傾向にあります。

オーストラリアでは既に稀ながんとなりました。

詳細は日本産婦人科学会のHPを御覧下さい。

当院では中学・高校生や20−30代の女性、海外留学生も多数接種しています。

これまで当院では500名以上に接種していますが、重篤な副反応がみられた方はいません。

統計的にも、年齢が若い方が疼痛などの副反応の頻度が少ないようです

また、15歳までに1回目を接種すれば2回で完了します。

原則Web予約ですが、在庫状況によっては前日でも予約可能です。お電話でお問い合わせ下さい。

※当院では未承認使用となるためシルガード9の男性への接種は行っておりません

当院の施設認定について

当院では以下の施設認定に基づき、診療を行っています。

小児かかりつけ医制度】

当院は小児かかりつけ医制度の登録施設です。当院を4回以上利用された6歳未満の患者さんにつきましては、登録をご検討ください。

かかりつけ医登録制度についてはこちらもご参照ください。

【医療DX推進】

当院では質の高い診療を実施するため、オンライン資格確認や電子処方箋のデータ等から取得する情報を活用し、診療を行っています。マイナポータルアプリや医療機関の窓口で保険証利用手続きを行うとマイナンバーカードが保険証として利用可能です。是非マイナ保険証をご利用ください。

2024年6月から医療情報取得加算 (初診1−3点、再診1−2点(3月に1回))、医療DX推進体制整備加算(初診、月1回につき8点)を算定いたします。こども医療費助成受給証をお持ちの方の自己負担はありません

現行の保険証よりもマイナ保険証を利用される方が医療費を抑えることができます。

【発熱患者への対応】

当院では受診歴の有無にかかわらず、適切な感染防止対策を行い発熱その他感染症を疑わせるような症状を呈する患者さんの受け入れを日常的に行っています。発熱患者さんを初診として対応した場合、月に1回、発熱患者等対応加算(20点)および外来感染対策加算(6点)を算定いたします。こども医療費助成受給証をお持ちの方の自己負担はありません

【機能強化加算

当院は地域におけるかかりつけ医療機関として「健康管理に関する相談、保険・福祉サービスに関する相談および夜間・休日の問い合わせ」への対応を行っている医療機関です。このため、かかりつけ医機能に対する医療費として、初診料・小児かかりつけ診療料に厚生労働省の定める機能強化加算(80点)を保険診療における医療費に加算いたします。こども医療費助成受給証をお持ちの方の自己負担はありません

【その他】

明細書について

当院は療養担当規則に則り、明細書については無償で交付いたします。

一般名処方について

後発医薬品があるお薬については、商品名ではなく一般名(有効成分の名称)で処方する場合がございます。先発品をご希望の方は、処方箋をお持ちになり調剤薬局でその旨をお伝え下さい

ベースアップ評価料について

当院は優秀な人材の確保・育成のため、上記評価料を算定しています(1日につき初診時6点、再診時2点)。こども医療費助成受給証をお持ちの方の自己負担はありません

ご理解ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

RSVワクチン アブリスボについて

RSウイルスは生後1歳までに50%以上が、2歳までにほぼ100%が感染します。乳幼児における肺炎の約50%、細気管支炎の50~90%がRSウイルス感染症によるとされています。日本では毎年約12万~14万人の2歳未満の乳幼児がRSウイルス感染症と診断され、約4分の1(約3万人)が入院を必要とすると推定されています。

RSウイルスに感染すると、鼻汁、咳、喘鳴や哺乳不良を起こし、特に生後6か月未満で感染すると重症化することが示されています。合併症としては無呼吸、急性脳症などがあり、後遺症として反復性喘鳴(気管支喘息)があります。

当院からの病院への緊急入院紹介も、約30%以上は生後6か月未満のRSウイルス感染症です。

しかし、入院後も有効な治療薬はなく、当院長も勤務医時代にはRSウイルスにより人工呼吸器や集中治療が必要な赤ちゃんを数多く経験しています。

これまで新生児や乳児に対するRSウイルスの発症、重症化抑制のためのワクチンは、抗体を直接筋肉注射するシナジス®のみでしたが、早産・低出生体重児や基礎疾患のあるお子様のみ保険適応が認められ、月1回の筋注が必要でした。ベイフォータス®という年1回の筋注ワクチンが今年発売されましたが、こちらも接種者対象者は制限があり、県内でもNICUのある施設等でのみ接種が行われる予定です。

また、60歳以上で接種可能なRSウイルスワクチン、アレックスビー®も今年販売されました。

正期産児に使用できるRSウイルスワクチンはこれまでも小児科医から強く望まれていましたが、1−2か月児で重症化すること、新生児の免疫応答の弱さから、開発が難しいとされてきました。

しかし、今年、RSウイルス母子免疫ワクチンアブリスボ®が発売されました。

妊娠28〜36週の妊婦さんに1回接種することにより、母体のRSウイルスに対する中和抗体価を高め、胎盤を通じて母体から胎児へ中和抗体が移行することで、乳児における発症を予防します。

有効性は、接種しない場合と比べて発症を約50%、重症化を約80%抑制できます

安全性は、接種による早産の増加、出生した赤ちゃんの異常などの報告はみられていません。
肩への筋肉注射ですが、発熱などの副反応報告は少ないです(偽薬と差がみられていません)。

当院でも7月から取り扱いを開始します。

料金は30,000円(税込)です。

もともとのワクチン納入価もあり、決して安くはありませんが、感染時の赤ちゃんの辛さやご家族の入院負担を考えると、接種をおすすめします。

これから出産を予定していて、接種を希望されるお母さんは、お電話でのご予約をお願いいたします