RSウイルス母子ワクチンについて
RSウイルスに対する母子ワクチン「アブリスボ」ですが、仙台市では4月から定期接種となります。
妊娠28週0日から36週6日までの妊婦さんが定期接種の対象です.
当院では2024年7月から取扱いを始めていますが、当院で接種されたお母さんや赤ちゃんへの副作用はみられず、感染・重症化予防を実感できたケースもありました。
現在は任意接種のため高額、認知が進んでいないことが難点で、2026年1月現在で全国の妊婦さんの接種率は11%程度と言われています。
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RSウイルスってどんな病気?
- 1歳までに約半数、2歳までにはほぼ全員が感染を経験します。一度かかっても、シーズンが代わると何度もかかるウイルスです。
- 発熱・長く続く鼻水・咳・喘鳴・哺乳不良などが主な症状です。
- 日本では毎年2歳未満の約12万〜14万人がRSウイルス感染症と診断され、そのうち約3万人が入院を必要とすると推定されています。
- 基礎疾患がなくても生後6か月未満の赤ちゃんは重症化することが多く、入院や、場合によっては呼吸管理が必要になることもあります。
- 特別な治療薬はなく、後遺症として感染後に気管支喘息へ移行することがあります。
- 当院からの緊急入院紹介のうち、約30%が生後6か月未満のRSウイルス感染症です。
- これまでは早産児や基礎疾患のある赤ちゃんだけが受けられる予防接種(シナジス®、ベイフォータス®など)がありましたが、正期産の赤ちゃんに使えるワクチンは長い間ありませんでした。
妊婦さんへのワクチン(アブリスボ®)について
- 妊娠28〜36週の妊婦さんが1回接種します。
- お母さんの抗体が赤ちゃんに移行し、生まれてからのRSウイルス発症を防ぎます。
- 乳児期のRSウイルスによる発症を約50%、重症化を約80%減らします。
- 安全性:早産増加や赤ちゃんへの異常は報告されていません。妊婦さんへの副反応(発熱など)もほとんどみられません。
- 料金は任意接種の場合30,000円(税込)、定期接種は無料です。