RSウイルス母子ワクチンについて
RSウイルスってどんな病気?
- 生後1歳で約半数、2歳までにはほとんどが感染します。
- 日本では毎年、2歳未満の約12万〜14万人がRSウイルス感染症と診断されています。そのうち約3万人が入院を必要とすると推定されています。症状は、発熱・鼻水・咳・ぜいぜい(喘鳴)・哺乳不良などです。
- 生後6か月未満の赤ちゃんは重症化することが多く、入院や、場合によっては人工呼吸が必要になることもあります。
- 特別な治療薬はなく、後遺症として感染後に気管支喘息へ移行することがあります。
- 当院からの緊急入院紹介のうち、約30%が生後6か月未満のRSウイルス感染症です。
- これまでは早産児や基礎疾患のある赤ちゃんだけが受けられる予防注射(シナジス®、ベイフォータス®など)がありましたが、正期産の赤ちゃんに使えるワクチンは、長い間ありませんでした。
新しい選択肢:妊婦さんへのワクチン(アブリスボ®)
- 誰が受ける?:妊娠28〜36週の妊婦さんが1回接種します。
- どう助ける?:お母さんの抗体が赤ちゃんに移行し、生まれてからのRSウイルス発症を防ぎます。
- 効果は?:発症を約50%、重症化を約80%減らします。
- 安全?:早産や赤ちゃんの異常は報告されていません。副反応(発熱など)も少ないです。
- 当院での対応:2024年7月から接種を始めました。料金は30,000円(税込)です。
こんな方におすすめ
- これから出産を迎える方。
- 兄弟が保育園や幼稚園、学校に通っていて家庭内でうつる可能性がある方。
- 赤ちゃんが重症化すると困るご家庭(早産児の予定など含む)。
高額であることが難点ですが、当院でも取扱いを始めて1年ほどたちますが、当院で接種されたお母さんや赤ちゃんへの副作用はみられず、感染・重症化予防を実感できたケースもありました。
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