年度内の定期接種を忘れずに
定期接種は多くの種類がありますが、
年齢ではなく学年で定期接種期間が決まっているものが2つあります。
麻しん風疹(MR)ワクチンの2期、
子宮頸がん(HPV)ワクチンです。
予防接種についてはVPDのサイトもご参照下さい。
MRワクチンは小学校入学前の年度(4月1日〜3月31日)に1回追加接種する必要があります。
年長さんは速やかに接種しましょう。
同時に任意接種のおたふくかぜ、三種混合、不活化ポリオワクチンの接種も推奨されています。
HPVワクチンは小学6年の4月1日〜高校1年の3月31日までの定期接種です。
【15歳までに接種する場合】
6か月空けて2回接種
【15歳以降に1回目を接種する場合】
6か月間に3回接種
【1997 年度生まれから 2006 年度生まれの方】
キャッチアップ接種期間は2024年3月までです。
期間を超えると接種に1回約3万円、3回で約9万円の自己負担がかかります。
初回接種を今年9月までに接種することをお勧めします。
HPVワクチンは下記の記事もご参照下さい。
定期接種の時期を逃さないようお早めにご相談下さい。Webまたはお電話で予約可能です。
コロナワクチンについては、インフルエンザワクチンを除き、他のワクチンと2週間空ける必要があります。
ここからは任意接種のお話です。
3種混合ワクチンが就学前と9〜12歳で推奨されています。これは国内外で時折、百日咳の流行があるためです。
4種混合ワクチンで一旦獲得した百日咳の抗体価が低下する小学生での流行がみられ、
乳児に感染した場合は重症化する恐れがあります。
小さなご兄弟がいる場合は接種を推奨します。
就学前のおたふくかぜ、不活化ポリオの追加接種も推奨されています。
特におたふくかぜは感染力が強く、無菌性髄膜炎や難聴、精巣上体炎などの合併症が高頻度でみられる病気です。
予防接種についてご不明な点がございましたら、お気軽にご相談下さい。