HPVワクチンについて
当院では子宮頸がん予防のため、HPVワクチンの
シルガード9、ガーダシルの接種を行っています。
以前大きく報道された副反応とワクチンの因果関係は否定され、積極的勧奨の再開・接種機会を逃した世代のキャッチアップ接種が開始、2023年4月から定期接種になりました。
定期接種は小学校6年から高校1年生の3月まで、
キャッチアップ接種は2025年3月までで、対象者は無料接種です。
その後は3回で約9万円の接種費用がかかります。
接種完了に半年かかりますので2024年9月までの接種をおすすめします。
日本では毎年約1万人が子宮頸がんとなり、
20−30代の女性患者が増加しています。
そして、毎年3,000人が命を落としています。
治療可能な場合でも赤ちゃんが望めなくなることがあります。
一方、日本以外の先進国ではHPVワクチンの普及により子宮頸がんは減少傾向にあります。
オーストラリアでは既に稀ながんとなりました。
詳細は日本産婦人科学会のHPを御覧下さい。
当院では中学・高校生や20−30代の女性、海外留学生も多数接種しています。
これまで300名以上に接種していますが、重篤な副反応がみられた方はいません。
統計的に年齢が若い方が、副反応の頻度も少ないようです。
また、15歳までは2回で完了します。
局所の疼痛はありますが、発熱は稀です。
シルガード9、ガーダシルともに原則Web予約ですが、在庫状況によっては前日でも予約可能です。お電話でお問い合わせ下さい。
また、当院では未承認使用となるためシルガード9の男性への接種は行っておりません。