HPVワクチンキャッチアップが延長されます
当院では子宮頸がん予防のため、HPVワクチンの
シルガード9、ガーダシルの接種を行っています。
定期接種は小学校6年から高校1年生の3月までが接種期間です。また、接種機会を逃した世代のキャッチアップ接種も行っています。
今回、全国的な需要増によりキャッチアップ接種の期間が延長され、
2025年3月までに初回接種を終えれば、全3回無料での公費接種が可能となりました。
詳しくは仙台市のHPをご参照下さい。キャッチアップ接種について
【どうしてHPVワクチンを接種するのか?】
子宮頚がんは性交渉によるHPV感染が主な原因ですが、日本では毎年約1万人が子宮頸がんとなり、
20−30代の女性患者が増加しています。
そして毎年約3,000人が命を落としています。
がんが治療可能な場合でも、妊娠・出産が望めなくなることがあります。
一方、日本以外の先進国ではHPVワクチンの普及により子宮頸がんは減少傾向にあります。
オーストラリアでは既に稀ながんとなりました。
詳細は日本産婦人科学会のHPを御覧下さい。
当院では中学・高校生や20−30代の女性、海外留学生も多数接種しています。
これまで当院では500名以上に接種していますが、重篤な副反応がみられた方はいません。
統計的にも、年齢が若い方が疼痛などの副反応の頻度が少ないようです。
また、15歳までに1回目を接種すれば2回で完了します。
原則Web予約ですが、在庫状況によっては前日でも予約可能です。お電話でお問い合わせ下さい。
※当院では未承認使用となるためシルガード9の男性への接種は行っておりません。